哲学に興味があるけどなかなか手が出せない哲学初心者たちにおすすめな本はこの3冊!

今、哲学はちょっとしたブームになっています。ニーチェやアランなどはアポクリファとしても刊行されていますし、しかも相当な売上になっていると聞きます。しかし、それではニーチェはどのようなことを主張したのか、なにが問題とされたのか、といった哲学の本質になると「難解だ」というイメージを持ってしまう。あるいは買ってはみたものの、意味がわからず途中で挫折する・・・
という人も多いと思います。今回おすすめする本は、そういった「哲学に興味があるけど、途中で挫折」しないための、わかりやすくためになるものばかりだと思います。
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史上最強の哲学入門

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「哲学って面白そう、でもなんか難しそうだし、何から読んでわからないし・・・」という哲学初心者に最適の書だと思います。
よくありがちな哲学入門書というのは、「ソクラテス」や「タレス」から始まって「ジャック・デリダ」や「マイケル・サンデル」までの人物順、「合理主義」→「実存主義」→「構造主義」→「ポスト構造主義」というふうな時代背景順というふうな、哲学史とそこにからめた各哲学者の主義主張が解説されているスタイルが多いです。
しかしこのスタイルは、哲学初心者にとっては一読しても「そうは言われてもなあ」という感じを持ってしまうことも多いのではないでしょうか。
その点、本書は「真理について」「国家について」「神について」「存在について」と「テーマ別」に書かれているので、それぞれのテーマについて、偉大な哲学者たちはどう考えたのか?というのを簡潔かつ明瞭に比較検討しながら読み進めることができるように配慮されています。
著者の飲茶さんの文章もとても平易で、それでいてつい読み進めたくなるように工夫して書いてくれているので、「入門書と書いてあるのに、なんかとっつきにくい」というようなこともなく、気楽に読み進めることが出来ると思います。この1冊だけでも、主要な哲学者を網羅しているので、諸事情により「哲学の基本の木だけを気楽に学んでみたい」、という人にも十分といえるかもしれません。

世界一わかりやすい 教養としての哲学講義

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上記の「史上最強の哲学入門」とはまったくスタイルは反しますが、こちらのほうは「歴史順」「人物順」に書かれているきわめてオーソドックスな哲学入門書です。「ソクラテス」から「マイケル・サンデル」まで、合計30人の哲学者を、その生い立ち、思想、主義主張などをポイント別に、適度に挿絵やイラストなどが登場しながら、わかりやすく解説してくれている本です。
一人ひとりの哲学者に割かれているページも均等なので、特定の哲学者に偏ることなく、公平な視点で読み進めることもできるというのも、この本をおすすめするポイントです。
大体の時代の区切りごとに、コラムとして「哲学の名著」を紹介していて、必ずしも初心者におすすめな本ばかりではないと個人的には思いますが、読んでみて損ではない名作ばかりをピックアップしてくれています。実際に各哲学者の著作を手にとってみたいという人のために、このコラムを参考にするのもいいかもしれませんね。

哲学用語図鑑

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上記で紹介した2冊を読めば、哲学初心者であっても、大体の哲学史や、そこで登場する各哲学者のおおよその主義主張などを学ぶことが出来ると思います。しかし、そこには大きな落とし穴があります。哲学者は独特の「用語」を発明し、著作の中で何度もそういった「用語」を定式の概念として用いる傾向があります。
これが一般に「哲学って難しそう」という、哲学に対する大きな敬遠材料の一つになっている実態だと思われます。
例えば、カントの「道徳法則」や「コペルニクス的転回」などといった用語は、一見してどういったことをさしているのかが、皆目見当がつかないという人も、結構いるのではないかと思います。
本書は、そういった哲学史における専門用語や概念、各哲学者が発案した言い回しなどについて、豊富なイラストを交えながら簡潔な解説をしてくれているので、サブの本として都度辞書的に引くという利用法ができるようになっています。
それぞれの哲学用語については、個人的にはそれほど深く掘り下げられているとは思いませんが、まずは基本概念を確実に抑えたいという哲学初心者にとっては、上記の基本書と合わせて、片隅に置いておくだけで強い味方になってくれる本だといえるのではないかと思います。

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